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Aug
15th
Sun
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「お互い人間なんだから、話せばわかる」

 という考え方がある。

 一見、文句のつけようのない立派な考え方に見えるが、大きな問題がある。

 なぜか? 対偶を取ってみればわかる。

「話してもわからない(≒自分に同意しない)やつは人間ではない」

 と言っているのと同じである。

 「話せばわかる」という信念は、自分が間違っている可能性を常に真剣に考える態度とセットでなければ危険である。

May
9th
Sun
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プライドって「実績のない自信」のことなんだよ。
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もしも、明里の伝えた「きっとこの先も大丈夫」という言葉に、私がいなくても大丈夫だという思いが込められていたのであれば、あまりにも悲しすぎるではないか。ちっともそうではなかったのに。貴樹は夢の中で、もしかしたら、宇宙を駆けた果てであるのかもしれない世界で、明里を探していたほどであったのに。

もちろんそのような悲しい達観でなくても、人は時間とともに傷を忘れることが出来る生き物だし、明里が結婚を決意するような相手に出会い愛し合うに至ったことに納得することは出来る。というか、そうであって欲しい。「貴樹君はきっと私がいなくても大丈夫だから、私は私を必要としてくれるこの人と一緒に過ごそう」――そのような思いがベースでなければいいと心から思う。しかし、そう思うのだけれど、一度そのような深読みに至ってしまった以上、僕はそう思い込んでしまって、余計に悲しくなってしまうのだ。

しかし、ここで僕を救ってくれたのが花苗の存在だ。友人がこの映画について、

「鑑賞中から「これは男子向け映画」という印象もまたある。
女子は「男子の過去感傷」に好意的ではない。
第2話に登場する少女は「男がつくる理想憧憬少女」だった。
この少女に、女子は鼻白むのではないか。」

と、mixiの日記にて書いており、実際に僕も、最初は花苗の存在を描くことにそこまでの必然性があったのだろうか。鹿児島に行ってからも、貴樹が明里を思い続けていたことを描くだけなら、さや当てのように彼女を登場させることもないのではないだろうか?――と思っていた。しかしその友人は、

「「感傷喚起」がこれでもかと押し寄せてきて、頭の中がごっちゃりしている。
興奮としかいいようのないものがまだ持続している。
(ただ、それは「感動」とは別種のものである)」

「いい映画を『観た』というより、いい映画を『観てしまった』。
たぶん、あと数年は観返せない。
この「興奮」を受け止められなるにはまだ余裕がない」

とも書いていて、僕も違和感を感じはしたものの、その美しい風景描写と相まって、とても強い印象を受けはしたのだった。そしてその印象を引き摺るように見返し、気になるシーンのコマを止めることにより、新たな発見と深読みに出会い、さらに心が揺さぶられることになった。

そこで僕が(勝手にそう)感じた、貴樹と明里のすれ違い方の救いの無さに対する感傷を、最もファンタジーの中にいるように思えた花苗のストーリーが、程よく中和してくれるのだ。

当たり前と言われればそれまでの話ではあるが、2人が互いに願いながらもずっと一緒にいることが出来なかったように、花苗も、貴樹と互いに好きあう関係にはなれなかったのだ。報われないことはあるという当たり前の、しかし、つい貴樹と明里に強くフォーカスして、必要以上にそれを悲劇的に受け止めてしまいそうな自分に、花苗は適度な現実的なブレーキをかけてくれた。

そしてその現実感が、さらに2人の思いの手触りを確かなものにしてくれたと言える。


ラストシーン。電車が通り過ぎた時、明里はそこにいなかった。我々はつい先程見たばかりの、あの頃はそこで踏み切りよ早く上がれとばかりに待ち構えていたであろう、あの少女はもういない。しかし貴樹は、一瞬驚いたような表情になるものの、ほんの僅かながら、微笑みを浮かべ、踏み切りが上がると同時に確かな足取りで歩き出した。

もしかしたら、ようやくここで初めて、貴樹は明里に対して「きっと大丈夫」だと思うことが出来たのかもしれない。そうは言っても、一部で囁かれているように鬱エンドと捉えることも充分に可能だとは思うのだけれども、しかし、やはりこれはハッピーエンドなのだろう。きっとここから、2人はそれぞれの人生を、力強く歩み始めることが出来るに違いない――特に根拠もなく、直感的に僕はそう思った。

単純に、男はぐじぐじ引き摺りやすくって、女性はそこら辺強い、って思ったりもするんですけどね(苦笑)。


まあしかし、何とも妙な残り方をする作品であり、とにかく興味を持ったなら見ていただければ、とは思います。誰しもにオススメ、というわけではないのですが。

ただ、この映画は、第一話のところで書いたとおり、自分の記憶がベースとなって(別にそんな甘酸っぱいエピソードなんぞなくても)、強く感傷を刺激される作品であると思います。誰かを好きになり、その思いが届かなかったことがある人であれば、心のどこかしらを突っつかれる何かがあるのではないでしょうか。
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May
7th
Fri
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@ongr うむ。日本では「人に迷惑をかけたらいけません」って教えるけど、インド人は子どもに「お前は人に迷惑をかけて生きているんだから人のことも許してやりなさい」って教えるんだって。私日本式よりインド式の方がいい。
Twitter / 土佐犬 (via katoyuu) (via igi) (via kuriz) (via handa)
May
5th
Wed
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ここで面白いのが、単に子供の「頭のよさ」をほめた場合はかえって大きな壁を前にして諦めがちになってしまい、逆に「よく頑張った」という具合に「取り組み方」にポジティブな強制を加えると、難しいタスクに対しても歯を食いしばって取り組む姿勢を引き出せるという研究結果です。
May
1st
Sat
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商品説明

EOS 5D MarkIIとEF50mmF1.4 USMに、コンパクトフラッシュ(ExtremeIV 8G)と予備用純正バッテリーをつけて出品します。

<<中略>>

父が家族に内緒で勝手にこちらのヤフオクで落札してきたカメラとなります。
家族会議の末、即出品に至りました。父は涙目のようです。

上記文章は父が落札した際に書かれていた説明文となります。
落札日は4月16日、4月19日に商品が到着し母に見つかり、父呼び出しされ家族会議の末に泣く泣く手放すそうです。
父の落札価格は22万に送料だそうです。
家族としては出来る限りこの22万に送料を回収すべく皆様に是非とも多数のご入札を頂きたく思います。

商品は確認の為、お送り頂いてから一度だけ起動確認をした完動品となります。

父の勝手な行動による家族財政難を打破する為にも皆様の熱いご入札を心よりお待ちしております!

質問一覧

Q質問1 投稿者:tha***** / 評価:91

4月 20日 13時 13分

お父さんです。昨日お母さんにとても怒られました。お弁当作ってくれませんでした。反省しています。売れる前に一度でも撮影したかったです。とても残念です。入札がぜんぜんありません。お父さんが落札してもいいですか?

A 回答

4月 20日 14時 23分

父へ。変な質問をしていないで仕事をして下さい。もちろん落札しちゃだめです。それと夕飯はめざしみたいです。私にまでしわ寄せがきています。

Apr
29th
Thu
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今、若い人たちがうまく働けないでいるのは、そのことに気づいていないからだと思う。彼らは「働くとはどういうことか」についての定義があらかじめ開示されることを求める。働くとどういう報酬が自分にもたらされるのかをあらかじめ知りたがる。それが示されないなら、「私は働かない」という判断を下すことも十分合理的だと考えている。けれども、残念ながら、「働くとはどういうことか」、働くとどのような「よいこと」が世界にもたらされるのかを知っているのは、現に働いている人、それも上機嫌に働いている人だけなのである。
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普通はもう少し曖昧なんですが、幻影旅団もそうですが、完璧に分裂したモノが同居しています。


この仲間のために命を賭けられるや優しさ・信頼と同時に、人間と認識しない相手に対しては、虫けら同然に殺戮できるのが、人間というものの凄みなんです。


通常の物語は、善と悪を、そこまで同居させたり超えてしまった人格は描きません。



理由は単純で、読者が理解できなくなるからです。